Sparkling!
第19章 好きって言葉が言えなくて・その後②
櫻井side
僅かに、シーツから顔を上げた潤の目は、
瞬きをすれば涙が零れそうなぐらい潤んでいて、
しどけなく開かれた唇からは浅く深く呼吸が繰り返される。
ふっと目を逸らしたか、と思ったら薄く目を開いたままこちらをじっと見つめてきて、
俺が目を逸らせないでいると、
挑発するような笑みを浮かべた。
松「キス…してよ?翔さん。」
顔を近づけ、妖しく強請る唇にキスをする。
その拍子に潤のナカにある指が内壁を掠めた。
松「あっ……んっ」
唇が離れ、甘い声を発しながら仰け反り、
潤のナカにある俺の指を甘噛みする。
離れてしまった唇を追いかけるようにまた、唇を塞ぎながら、
指先で潤のナカの、
一番アツイ場所を探す。
どこ…なんだろ?
『アノ場所』って…?
その間も、
キスを強請ってくる松潤の唇にキスを落としながら、
指先を動かす。
どこ…?
どこなんだ?
俺に教えて?潤。
俺の顔を映し出す潤の目に訴えかけるように見つめる。
その時だった。
何気に折り曲げた指の関節に触れる違和感に、
短く呻いた潤の体がクッと反り返り、
白い脚先でシーツを蹴った。