Sparkling!
第20章 ふわふわさとし
大野side
二「おーのさん、俺ね、最近、思うんだけど…」
「んー?」
向こうで相葉ちゃんと盛り上がっている翔ちゃんと顔を合わせたくなくて、
椅子の背もたれにしがみつくように体を預けていると、
不意ににのが話しかけてきた。
二「浮気とか、そうじゃないとかのボーダーライン、ってどっからなのかな、って?」
「えっ!?まさか…相葉ちゃん…が?」
二「…俺のことなんですけど。」
途端に身を乗り出し声を潜める、にの。
二「実は、メシ食いに行こう、って誘われたんです。」
「誰に?」
二「…ナイショです。」
「…あ、そ…。」
でね?と、こちらのことはお構いなしに、
話を続けようとするにの。
浮気、かあ…。
僕がそんな素振り見せたら翔ちゃん、どうするかな?
僕が離れていかないように優しくしてくれるかな?
それとも、
逆に、呆れて僕から離れてっちゃうかな…?
二「でね?2人っきりでメシ食いに行っただけでも浮気になんのかな?って。…聞いてる?」
「えっ!?あっ、へーきじゃない?」