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Sparkling!

第20章 ふわふわさとし



大野side


松「じゃ、ちょっと待ってて?」



スマホを耳にあてながら、楽屋から松潤が出ていく。



松潤の背中を目で追いかけながら、ふと、後ろを振り返ると、


何か言いたげに見つめる翔ちゃんと目が合って、



つい、目を逸らしてしまった。



…翔ちゃんが悪いんだからね?





翔ちゃんが松潤にあんなこと言うから…。





僕は悪くないから…と、





自分を正当化してしまった。








松「ごめん。急だったからこんなところしかなくて…」



ポカンと口を開けたままキョロキョロする僕に、


申し訳なさそうにする松潤。



松「俺が知ってる店で個室があるところ探したらここぐらいしか思い浮かばなくて…」


「大人な雰囲気なんだね?」



全体的に少し照明を落とした感じの店内。



松「ここ、いいワインが置いてあるんだ?」


「だったら、僕より相葉ちゃんの方が喜びそうだけど?」


松「その相葉さんから教えてもらったんだ?」


「へえ…」



そういえば相葉ちゃん、にのが他の人とデートするの知らないんだよな…。



にの、ホントにその人とご飯食べに行く気なのかな?









ていうか、その人とどうにかなってもいい、って思ってるのかな…?


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