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Sparkling!

第3章 犬も食わない…。



櫻井side


俺は幸せな夢を見ていた。


愛しの智くんがメイド服姿で3つ指付いて頭を下げていて、



にっこり微笑んで出迎えてくれている。(←そう見えた。)



抱きしめようとしたところで一瞬意識が飛んで、



次に目が覚めた時には、



可愛いメイド服姿で心配そうに俺の顔を覗き込む智くんの膝枕の上だった。



大「翔ちゃん、しっかりして?大丈夫?」



…このまま、目が覚めないふりしていよう、っと♪(←こらっ!!)




大「嘘っ!!どうしよう!?」



目を開けようとしない俺を見てテンパる智くん。



大「ねえ、翔ちゃん目開けて!起きて!お願い!」




「……」(←そろそろヤバイと思っている。)



大「どうしよう…。」



スマホを取りだし耳に当てる智くん。



大「あ、もしもし、にの?」



「……」(←完全にタイミングを逃してしまった人。)



大「そう…うん…分かった。待ってるね?」



と、通話を終えようとした時、


智くんの手を掴んだ。



大「あ!!待って!!気がついた!また、後で連絡するね?じゃっ!」



「あ…俺…何で…?」(←白々しい。)


大「翔ちゃん!!気がついた?分かる?」(←演技だと思っていない。)





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