Sparkling!
第20章 ふわふわさとし
櫻井side
「い、今、何て?」
大「しようと思ってしたワケじゃないから!!事故だったんだ…。」
「キ…ス…」
大「それ以上のことはなかったから!信じて!?ね?翔ちゃん。」
智くんのその言葉にホッとした俺は、
もう、何が何だか分からなくなって、
力説する智くんを抱きしめた。
「よ、よかったぁ〜。」
大「翔ちゃん、苦しい…」
「あっ!!ご、ごめん!!」
俺の腕から解放された智くんが大きく息を吸い込む。
「そう言う俺の方こそゴメン。」
大「あっ!!そうだった!!ね?何、あの約束?松潤に僕と1回だけデートしていい、って?」
「ゴメン…なさい。」
湿布薬との交換条件で、
多分、松潤も軽い気持ちだったんだと思う。
「りーだーとデートさせてくれたらね?」
って言われて、
前の夜のことも手伝って、
思わず、いいよ?と口走ってしまっていた。
大「でも…」
チュッ、と小さな音をさせて智くんの唇が重なった。
大「チャラにしてあげる。」
「えっ!?」
大「弾みとは言え、僕もイケナイことしちゃったから。」
と言って、ペロリ、と舌を出して見せる智くんに、
俺の理性は完全に崩壊してしまった。(↑お察し下さい。)