Sparkling!
第20章 ふわふわさとし
二宮side
大「と、いうワケなの。」
「あらあら、仕事に行く前だっていうのにお盛んですこと?」
昨夜、あれだけ飲んだにも関わらず、翔さんが仕事に行ったと聞いて、
あれからどんな話をしたのか気になって、
2人の愛の巣(笑)に来てみたまでは良かったんだけど…
大「早くシャワー浴びなよ?って言ったのに、ギリギリまでくっついて離れないし…」
眉間にシワを寄せ、腰を擦る大野さん。
「いいじゃありませんか。あなたが潤くんと浮気している間、翔さんやけ酒してたんですからね?」
大「浮気じゃない、ってば!!」
「じゃ、なんなんです?」
大「事故だったの!」
「へー、じゃ、思い出して赤くなってたのはどうしてなんです?」
大「赤くなんてなってない!!」
赤くなってますって。
「あっ、そう言えば、今晩、この間、話してたやつと飯食いに行くんですよ?」
大「…そうなの?」
部屋の中には俺と大野さんしかいないのに、
ナゼか小声になる俺ら。
「…誰だと思います?」
大「分かんない。誰?」
「…翔さんです。」