Sparkling!
第21章 後遺症
松本side
翔さんはそのまま椅子から立ち上がり、俺の隣に座った。
…な、なんだ?殴られるのかな?俺。
一切視線を外すことなく
至近距離から真顔で俺の顔を睨むように見つめる翔さん。
櫻「松潤。」
「は、はい。」
櫻「俺の知らないところで俺を裏切ってたりしないよな?」
「えっ!?」
それ、って、りーだーとキスしたこと言ってんのかな?
櫻「…どうなの?」
「いや…その…」
櫻「えっ!?まさか松潤…!」
「ごめん、翔さん、実は…」
目を見開き、突然立ち上がる。
櫻「ウソだろ!?」
「…ゴメン…なさい。」
へなへなと椅子に座り込む翔さん。
櫻「悪夢だ…。」
「翔さん、ホント、ごめん。弾みとは言え、あんなことになってしまって…」
頭を抱え込んでいた翔さん。急にガバッと顔を上げる。
櫻「弾み?あんなこと?」
あれ?違うのかな?
櫻「松潤、確認なんだけど、何の話してるか分かってる?」
「何、って…」
櫻「松潤がバク転出来た、って…。」
は?何それ?