Sparkling!
第21章 後遺症
櫻井side
「………」(←ベッドから抜け出してきた。)
あ、相葉くん、よ、よくも…よくも、智くんを泣かして…
ああっ…!!さ、さ、智くん!!
俺というものがありながら、相葉くんに…!
頭なでなでされてるなんて!!
肩を抱かれてるなんて…!?
くそっ!ダメだ、見てらんない!!
思い切りドアを開けて入っていこう、とした時、
内側からドアが開いて、
相「し、翔ちゃん、何してんの?」
大「えっ!?翔ちゃん?」
勢い余って、前につんのめる、俺。
相「もー、何やってんの、そんなカッコで?」
目を真っ赤にした智くんと目が合う。
智くんは、目元をごしごし擦りながらプイ、と顔を逸らしてしまった。
相「翔ちゃん、俺、翔ちゃんとりーだーのしあわせのためだったら何でもする。だから、遠慮しないで何でも言って?」
と、俺の手を握りしめ熱く語る相葉くん。
と、取りあえずは…
相葉くん、君が泣かした愛しの智くんのところに行きたいんだけど?
相「翔ちゃん!バク転、ガンバろうね?」
「わっ!!」
だから相葉くん、友情のハグは後でいいから、
今は、智くんとこ行かせてくれよお〜!