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Sparkling!

第22章 「まーくん」



二宮side


まさか、


ミニサイズの相葉さんにチューされるなんて、


夢にも思ってなかったから、


うまくリアクションがとれなくてフリーズしてしまった。



相「あのね?眠ったまんまのお姫さまが、王子さまのちゅーで目が覚めた、って話があったでしょ?だから、にのとちゅーしたら元に戻るかも、って…思ったんだけど…。」



なるほど…ね?



しゅんとしてしまったちび相葉ことまーくんに笑いかけた。



「まーくん、あのね?この場合は、俺の方からしないと意味ないと思うよ?」

相「そう…なの?」



目をパチパチさせながら、小首を傾げるまーくん。


…大野さんが見たら、絶対抱きしめてますねぇ。



てなことを考えながら、


まーくんの目の高さになるようにしゃがんだ。



「じゃ、まーくん、ちょっと目、瞑ってて?」


相「うん…。」



ちょっと、抵抗あったけど、


ちっちゃくて可愛らしいピンク色の唇に、


ちゅ、と音を立ててキスをした。



相「に、にのっ!?」



ゆでダコみたいに真っ赤になりながら、


さっきよりも、大きく早くまばたきを繰り返すまーくんのおでこをパチンと指で弾き、


ちっちゃな体を抱きしめた。



「仕返しですよ?ちっちゃなおませさんに。」


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