Sparkling!
第22章 「まーくん」
二宮side
「…こうして桃太郎は、濃ゆい顔の鬼(←MJ?)を無事退治して、撫で肩爺さんと歌って踊れるお婆さんの元に帰っていきましたとさ?」
相「Zzz・・・」
寝ちゃった…。
無邪気な寝顔をさらすまーくんのシーツを直しながら、
頭を撫でた。
…何でこんなことになったんだろう、と思う反面、
この状況が楽しくなってきてる自分がいた。
『にの!ボク…ボクね、こんなちっちゃくなっちゃったけど…』
ホントは最後まで聞きたかったけど…。
元の姿に戻った時に改めて聞きたい、って思ったから。
「何でこんなちっちゃくなっちゃったかなあ…?」
俺は、在りし日の相葉さん(注・死んだわけではない。)を思い浮かべながら、
まーくんの体を抱きしめ、眠りに落ちていった。
「う…ん。く、苦しい…」
昨夜、確か、自分の目の高さよりもちっこいのを抱きしめて寝たはずなのに、
視界が暗い。
相「う…ん…」
その、ちっこかった物体(笑)が、
ごろり、とこちらへ寝返りをうつ。
そして…
え…?ま、まさか?
相「ん…あ、にの、おはよ…」
大あくびしながら伸びをし、笑った。