Sparkling!
第22章 「まーくん」
相葉side
目が覚めると、
何故か服を着てなくて、
さらには、
俺の体を抱きしめるみたいに、
背中から細い腕が回されていて、
その腕がにのの腕だと気づくまでに、
そんなに時間はかからなかった。
しばらく、そのまんまでいると、
にのが何やら呟く。
もしかしたら起きたんじゃないか、って思って、
寝返りを打つ。
すると、つぶらな瞳を大きく開いて、
口をぽっかりあけて、
俺を見た。
初めて見るにのの反応に思わず笑ってしまう。
でも、俺、何で、ハダカ?
あ、そっか!?
昨日俺、ちっちゃい子供になっちゃって、
にのに服や下着を揃えてもらったんだっけ?
それが、また、元に戻ったから、脱げちゃったんだ、
って、思い出した。
二「あっ…あっ…相葉…さん?」
「にのぉ〜、ただいまぁ〜!」
にのの体を思い切り抱きしめた。
二「ちょ、ちょっと、相葉さん!?服着て服!」
「え〜!いいじゃん?もうちょっとこのままでいてよ〜!」
二「俺がヤなの!!」
イヤがってる風に見せといて、
ちっともそう見えないにのの体を抱きしめる腕に、
力を込めた。