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Sparkling!

第23章 honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )



松本side


俺が店長に呼び出されたのは、コクられてから数時間後のこと。



店長は、


この話は誰が、って話じゃなくて、


お店全体の問題として、全員に話していることなんだ、と前置きしてから話し始めた。



櫻「何か、ゴメンね?みんなを悪者にしたみたいで。」


「いえ。多分、そのクレーム、俺が原因だと思うし。俺のほうこそ、お店に迷惑かけてすみませんでした。」



櫻「いや、松本くんだけの問題じゃないよ?今日あったこととは関係ないから、気にしなくていいから。ね?」



店長は、小さな声でちょっとゴメン、と言って立ち上がると、


従業員専用冷蔵庫からペットボトルを取り出して、ごくごく飲んだ。



櫻「この手の話は緊張しちゃって。」



店長は爽やかに笑うと、


容器にでかでかと『櫻井』と書かれたペットボトルを冷蔵庫にしまった。



「店長、それ…。」


店長は驚いた顔をすると、一度しまったペットボトルを取り出して、


ペットボトルに書かれた名前を見つめた。



櫻「ああ、これ?前に相葉くんが、キャップに俺の名前書いてあったんだけど俺の分も飲んじゃうから、分かるようにここに書くことにしたんだ。」


「へぇ…。」



俺が言いたかったのはそこ、じゃ、ないんだよね?





まだ、飲んでたんだ?








ハチミツレモン風味の炭酸のジュース。



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