Sparkling!
第23章 honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )
松本side
櫻「あ、ゴメン、一口、って言ったのに、あんまり美味しかったからつい…」
センパイは申し訳なさそうに頭を掻いた。
「あ、いえ、全然!」
櫻「お詫びに新しいやつ買ってくるよ?」
「あっ!!ど、どうぞおかまいなく!!」
大「俺のでよかったら飲む?」
と、もう一人のセンパイがペットボトルを目の前に出してきた。
櫻「智くん、この子たちの食べてんの、って、カレーパンだよ?緑茶はないんじゃない?」
大「あ、ホントだね?ごめんごめん♪」
櫻「じゃ、ひとっ走りして買ってくるから待ってて?」
「あっ!!いいです、って!!」
眩しいぐらいの笑顔を振りまきながら小さくなっていく背中を見送った。
大「ホントに元気だね〜?また、走ってるよ。」
よっこらしょ、とそのセンパイが俺の隣に座り、
おにぎりを一口かじった。
大「君たち、いっつもここで昼飯食ってんね?」
「はあ…」
その人の人懐っこい笑顔に釣られて、
俺とにのもついつい笑顔になってしまう。
大「もしかして、翔ちゃんのこと好きなの?」