Sparkling!
第23章 honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )
櫻井side
大「翔ちゃん、どうしたの?ニヤニヤしちゃって?」
「えっ?べ、別にしてないし。」
慌てて、チューハイを一気飲みする俺。
大「ふーん、そう?新米店長だから大変な思いしてんのかな?と思って、励ましてあげよう、と思ってたのに?」
「してるしてる。慰めて?智くん。」
ふざけて、親友の智くんに擦り寄る。
大「よく言うよ。聞いたよ?例の彼、バイトに来てんでしょ?」
「そう。ビックリしたよ!?スゴい偶然。」
大「良かったね〜♪で、もう、告白した?」
チューハイを盛大に吐き出してしまう俺。
「こっ、告白、って?」
大「好きなんでしょ?彼のこと?」
真っ赤になりながら、智くんから手渡されたおしぼりで顔を拭いた。
「まあ、大事な職場の仲間ではあるけど…」
大「それだけじゃないでしょ?彼だけ、手取り足取り教えてんじゃないの?」
「そんなえこひいきできないよ?」
大「真面目だからね〜。翔ちゃんは?」
「あのね…それやっちゃうと職権乱用になっちゃうから。」
大「ところで、お父さんの具合、どう?」
「うん、今は落ち着いてる。」
途端に、俺も智くんも言葉少なになって、
それから帰るまでの間、2人でしばらくちびちびと飲み続けた。