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松本side


買い置きのジュースもなくなって、



ついでに、適当に何か食べるものでも買ってくる、と、にのに言いおいてアパートを後にした。



ん？何だろ？



誰かが背中に人をおぶって歩いてくる姿が、自転車のライトに浮かび上がる。



酔っぱらい…？



そのまま通りすぎようとしたら…



あれ？櫻井センパイ？とゆるキャラ(笑)…じゃなくて大野センパイ？



「櫻井センパ…じゃなくて、店長？」


櫻「その声は、松本くん…？」



俺は自転車から降りて、センパイとその背中にいる人(大野さん)を見比べながら、


ゆっくり近づいていった。


櫻「松本くん、どうしたの？こんな時間にこんなとこに？」


「あ、俺、この辺に部屋借りてるんで。店長こそどうして…？」


櫻「ああ。この酔っぱらい、俺んちまで運ぼう、と思って？」



センパイの家、近いんだ…。


でも、背中の大野センパイを見て、あることを思い付いてしまった、俺。



「俺でよかったら運ぶの手伝いますよ？」



自転車から降りて２人に近づく。



「取り敢えず、ここからだったら多分、俺のアパートの方が近いと思うし。そこに…。」


櫻井センパイに俺の自転車を預け、



大野センパイを背中に担いだ。