Sparkling!
第23章 honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )
櫻井side
「大丈夫かな?智くん。」
松「大丈夫っしょ。」
松本くんは、
遅れてきた俺の姿が見えてからゆっくり歩き始めた。
松「切らしたものがあったんで買いに行こうと思ってたんです。」
「そうだったんだ。ごめん。」
大きく伸びをすると、松本くんは少し照れたように笑った。
松「でも、あんなところでセンパイに遭遇するなんて、ラッキーだったな?」
「えっ///」
松「いや、違うな?センパイがバイト先にいる、っていうことが俺にとって人生最大のラッキーかもしんない。」
「大袈裟だって!?」
先に歩いていた松本くんが立ち止まる。
松「大袈裟じゃないですよ?」
振り向いた松本くんの顔は真剣そのもので、
ついでに言うなら、
卒業式で見せた、あの、少し悲しそうな表情をしていた。
松「卒業式の日、俺、センパイのことずっと探してたんです。で、やっと見つけた、って思ったら…」
俺を、探してくれてた、って?
松「どうしても伝えたいことがあって……」
お、俺だってあんなつもりじゃなかったのに…
「あっ、あのっ…松本くん!!実は…!」
松「俺、センパイのこと、ずっと好きでした。」