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Sparkling!

第23章 honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )



櫻井side


いっ、今、何て?



た、確かに俺のこと好き、って、


好き、って言ったよな?


「それは…」


松「ま、まんまの意味です。…引いたでしょ?」



くるり、と慌てて俺に背を向ける。



松「はあ、もう俺何やってんだか…」



項垂れる松本くんの後ろに近づき、



背中から両腕を回して抱きしめた。



松「セ、センパイ…?」


突然のことに驚き、体を硬くさせる松本くん。



そんなことはお構いなしに、さらに力づよく抱きしめた。



「初めて会った時は、本当、ちっちゃくて細っこくて、すんげぇ可愛かったのに…」


松「そんなこと言ったって、俺、成長期だったし。」


「だよなあ。でも…」



松本くんの心臓の音、すげぇデカイな?



「素直で、真面目で、一生懸命なところは全然変わってない。」


松「センパイも…」


「そうなんだよなあ。あん時から俺、ほとんど背が伸びなくてさあ…」


松「身長の方じゃなくて…」



俺の手に、松本くんの手が重なる。



松「笑ってる顔、とか、優しくて不器用なところ、とかが。」


「それ、って、成長してない、ってこと?」


松「そうとも言うかな?」



笑いだす松本くん。



「あっ!?笑ったな?」


松「ご、ごめんなさい。嬉しくて、つい…」


「そーゆー生意気なことを言う口は…」


背中越しに体を乗りだし、


松本くんの顔を覗き込むようにして、





唇にキスをした。


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