Sparkling!
第23章 honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )
櫻井side
松「店長、賞味期限チェック終わりました。」
「あ、ありがと、じゅ…松本くん。」
あれから俺たちは、
何事もなかったかのように普通に仕事をしていた。
…かのように見えて、実は、一旦、仕事を離れると、互いに下の名前で呼び合ったり、
時々、一緒にメシ食いに行ったり、
休みの前の日の夜には潤の部屋に泊まりに行ったりして、
充実した日々を過ごしていた。
そのため智くんと飲みに行く機会も自然と減っていったけど、
その分、二宮くんと過ごす時間も増えたみたいで、
二宮くんにはすごく感謝された。
松「じゃ、俺、あがりなんで、帰ります。」
「あ、ああ、お疲れ様…。」
と、事務所に誰もいないことをいいことに、
タイムカードに打刻している潤に背後から近づき、
あと少しで肩に触れそうな距離に近づいた時だった。
突然、ノックもせずにドアを開け、相葉くんがずかずかと入ってきて、
慌てて手を引っ込めた。
相「あー、もう、喉乾いて死にそう!!」
相葉くんは、従業員専用の冷蔵庫からペットボトルを取り出して、
ガブガブと一気飲みした。
相「はー、生き返る♪」
すると、潤が何かに気付き、
相葉くんの手元を指差す。
松「相葉さん、それ…」
えっ!?まっ、まさか…?