Sparkling!
第23章 honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )
櫻井side
職場でキスしてる、って背徳感から、
潤のヤツ、俺の体を押し戻そうとするけど、
全然力入ってないんだよね?
で、俺も調子に乗って止まらなくなって、
腰に手を回したらさすがに…
「痛っ!!」
潤に手をはたかれた。
松「ここ、職場っ!!誰かに見られたら…」
そーゆーことを、さ、
うるうるした目の真っ赤な顔で言われて、はい、そうですか?で止まります?
で、なかなか離れようとしない俺に、今度は胃袋に訴えかけてきた。
松「美味しい鍋作って待ってるから。ね?」
し、しょーがねぇなあ…
松「で、カズと大野さん、お祝いしてあげよ?」
そっか…あの2人がいるんだった。
ここんとこ、店長会議だとか研修やらで、
せっかく久しぶりに泊まりにいく日だったのになあ…
潤に言いくるめられ事務所に戻ると、相葉くんがパソコン前で作業をしてて、
その後ろをすり抜け冷蔵庫からペットボトルを取り出す。
すると、その画面を見つめたまま、相葉くんがぽつり、呟くようにこう言った。
相「『美味しい鍋作って待ってるから。ね?』かあ…」
口から水鉄砲のように吹き出す、俺。
「な、な…」
相「いいなあ…ラブラブで…。」
一生の不覚だ…。