Sparkling!
第23章 honeyすうぃーとな俺たち。(S × M )
松本side
はしゃぎまくる3人をよそに、
ジャケットを羽織り、こっそりベランダに出ていくセンパイ。
こんな寒いのに…
センパイの後を追いかけるようにして、俺も慌ててそれに続く。
「風邪、引くよ?」
櫻「んー?」
鉄柵に肘をつき、火を付けたばかりのタバコを咥えたままセンパイが振り返る。
櫻「吸う?」
ズボンのポケットに手を突っ込んで、漁るように手を動かす。
「あ、今はいいよ?」
櫻「そう?」
しばらく無言で、怖いぐらいに綺麗な星空を見ていた。
櫻「あのさ…?」
「うん?」
櫻「ずっと、考えてたんだけど…。」
「うん。」
ゆっくり煙を吐く横顔をじっ、と見つめる。
櫻「その…一緒に…住まないかな、と思って…」
「えっ…!?///いっ…一緒に、って…その…」
携帯用の灰皿に灰を落としながら、
相変わらずこちらを見ないまま、言葉を続けた。
櫻「アイツらにサカってる、て言われるぐらいだもん。俺、よっぽどなんだよ。」
タバコを指の間に挟んだまま、鉄柵の上に突っ伏し、少しだけ顔を上げると大きく息を吸ったり吐いたりした。
櫻「うわ〜!めっちゃ緊張したあ!!」