Sparkling!
第4章 キミのために…。
松本side
俺が帰宅すると、
リビングから雅紀が泣きながら誰かと話をする声が聞こえてきた。
…一体、何があったんだ?
「……。」(←聞き耳をたてている。)
電話の相手は翔さんか。
何だか俺のことボロくそに言ってるよーな。
にのと俺がどうとか、
サカってるとか、変態とか。
言わせてもらうけど、俺は雅紀以外興味ないからな!?
ん?待てよ。雅紀、大野さんにはにのと会ってること話してないよな?
にのも大野さんにはナイショだ、って言ってたし。
「……」(←さらに聞き耳をたてる。)
櫻『じゃあ、にのには俺から話しとくから、相葉くんは松潤とよく話し合って。分かった?』
相「分かった…ぐすっ。」
「……。」(←入りづらい。)
俺、何にも悪いことしてないのに…。(←確かに。)
何でこんなに後ろめたいんだろう?
話し声が聞こえなくなったことを確認して、
リビングのドアをノックする。
「あ、お、お帰り。」
泣き腫らした目を見られたくなかったのか、
雅紀は振り向きもせず、
俺に声をかけた。