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Sparkling!

第24章 幸せになるために… (s × o )



櫻井side


大「何勝手に見てんの?」



上目使いで睨まれる。



「…ごめん。」



スケッチブックを抱え、智くんは俺に背を向けた。


「やっぱ、智くんって、絵、ウマイなあ、ってつい…。」


大「……」


「…すいません。」


大「翔ちゃんの顔…」


「ん?俺の顔?」


大「何か、イマイチうまく描けなくて…」


「えっ!?そう?なかなかだったけど?」


大「笑ってる顔とか、うまく描けなくて、それで、つい何枚も描いちゃうんだ…」



俺の顔、ってそんなムズいのかな?



大「…(ボソッ)大好きなのに…」


「え?」


大「あ…//////」



す、好き…?え?



大「ち、違っ…!翔ちゃんの顔が、ってことだから…」



背を向けたまま必死に否定する智くんの耳が、



真っ赤だった。



大「そ、そうだ、お風呂、入るよね?準備してくるから待ってて?」



スケッチブックを抱え、一旦、寝室に入ると、



智くんはバスルームに消えた。



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