Sparkling!
第4章 キミのために…。
櫻井side
松「ごめん。翔さん。」
今度はふわふわの茶色の髪を指で掻きあげながら、
うーん、と唸り声をあげた。
「相葉くんのことだよね?」
甘いマスクなのに、渋い顔でこくこく頷く。
松「来月までに何とかしないと…。」
「だよね。」
つい、俺もため息をついてしまう。
あの時、相葉くんからの電話の後、すぐにのにも電話した。
二『相葉さんがそんなことを…。』
「そうなんだ。にの、もちろん、松潤とはそんなことしてないよね?」
二『当然ですよ。アノ二人、子作り(笑)に余念がないから邪魔するな、ってオジサンから釘刺されてるぐらいなんですから。』
「あ、ああ、そうなんだ。でも、何で松潤と買い物に行ったの?」
二『ああ。俺も潤くんから相葉さんへのプレゼント見繕って欲しい、って言われてて。それで。』
松「もうあんな時間だったなんて思いもしなくて。連絡しようとしたんだけど、そしたら…。」
「話し中だったんだろ?」
松「そう…。」
松潤は肩を落とし、また、ため息を漏らした。
「あ…!」
…そっか、ため息の原因は俺の電話だったのか?
ごめん、松潤。