Sparkling!
第25章 バレンタイン狂想曲
二宮side
「妬くのは勝手ですけど、あの二人、両刀使いですからね?」
大「…分かってるよ、そんなこと。」
唇を尖らせ俯くおーのさん。
…ホントにわかってんのかな?この人…。
俺としては、相葉さんにノーマルな1面があるうちは適当な距離を持ってたほうがいいのかな?と思ってるけど、
この人、素直だから、
まんま、深みに嵌まっている気がすんだけど…。
かと、言って、
俺が翔さんに釘さすのもおかしな話だし…。
そうこうしているうちに、
渦中の(?)二人がやって来た。
相「にの、おはよ〜♪今日も可愛いね?」
と、どさくさに紛れて俺のケツを触ってくる相葉さん。
相「あれ?リーダー、何か、元気なくない?」
「…やっぱ、ちょっと言い過ぎたかなあ…(ボソッ)」
楽屋の隅で、一生懸命おーのさんのご機嫌をとっている翔さんを見ながら思う。
相「えっ!?何、にの、もしかして、りーだー、いじめてたの?いっででで!!」
相変わらず、俺のケツを触る手を止めない相葉さんの手を捻りあげながら、
俺は二人のことをじっと見ていた。