Sparkling!
第26章 蜜月 〜side B〜 ① (S × O)
翔side
智「翔ちゃん、苦しいよぉ〜!」
もー、どうしてこうも俺のハートを鷲掴みにするかなあ?この小悪魔は!?
と、少し、考え込んでいると、
智「・・・・」
突然、キレイな指先で頬を包まれ、
顔の向きを無理やり変えられる。
呆気にとられながら、目の前にある智くんの顔に見惚れていると、
その智くんに唇を奪われてしまった。
智「何考えてたの?翔ちゃん?」
上目で睨む智くんに、
真っ赤になって、目をぱちくりさせていると、
また、智くんにキスされてしまった。
智「ふふっ。お仕置きだよ?」
…さ、智くん、君という人はっ!
智「あっ!?」(←押し倒された。)
「そんなお仕置き、大歓迎だよ?」
真っ赤な顔で見上げている智くんのアゴを掴み、触れるだけのキスを落とすと、
少しずつ角度を変えながら智くんの唇を啄むようなキスに転じてゆく。
智くんの誘うような甘い声。
熱い吐息。
蕩けるような目。
智「翔…ちゃん。」
俺の理性は完全に崩壊してしまった。
てか、
そんなもん、初めからなかったかも…?