Sparkling!
第28章 恋する二人の小さな旅 (S × O)
翔side
さ、智くん、
出来ればコロッケの方じゃなくて君を…
はっΣ(-∀-;)
…しまった、つい…(汗)
旅館に着くまで、
い、いや、夜になるまで我慢だ我慢。
智「はい、あーん?」
今は、智くんの「あーん」で我慢だ。
智「おいしい?」
頬張ったまま無言で頷く。
智「よかったぁ♪」
智くんは、さっき俺に「あーん」をしてくれた指先(←ここ重要)でコロッケを千切って口に放り込んだ。
さらに、その油でテカっている指先を口に含んだ。
…ヤバい。スッゴいエロいんですけど?
智「何?」
智くんは、
その一連の動作を、俺からエロい目で見られているなんて気づいていないんだろう。
俺と目が合うと、超絶キュートな笑顔を見せた。
智「ね、後、どれぐらいで着くの?」
小首を傾げながらカーナビを覗き込む。
フワッ、と香る智くんの香りに我慢できなくなってしまった俺は、
間近に迫る智くんの唇に触れるだけのキスをした。
智「な、何やってんの!しっ…翔ちゃん、ちゃんと前見て!」
智くんは、真っ赤になって俯いてしまった。