Sparkling!
第4章 キミのために…。
松本side
「探したよ?」
相「……。」
「もしかしなくても、収録でミスったこと、気にしてる?」
無言で頷く雅紀。
「だったら、気にする必要ないよ?相葉さん一人の責任じゃないから。」
相「でも、一歩間違えたら大事故に繋がってたって!スタッフさんが…。」
その時、無意識だったんだ。
相「ま、松…潤?」
気が付いたら、雅紀を抱きしめてた。
「よかった…。」
相「え?」
「相葉さんにもしものことがあったら、って気が気じゃなかった。」
相「松潤…。」
「って、心配してるのは俺だけじゃないけど。」
相「ごめん。」
「やっぱり、相葉さんにはいつも笑っててもらわないと。」
相「ムードメーカーだから?」
「うーん、それもあるけど…」
相「けど?」
「俺、笑ってる相葉さん、好きだから、さ。」
相「え?」
「あっ…!えっと…つまりはメンバーとしてだから。あ、そうだ、大野さんに知らせなきゃ。」
アブねぇ!!つい…。
苦し紛れな言い訳をして、会議室を出ようとした時だった。
相「俺もだよ、松潤。」
思わず足が止まる。
相「大好きだよ、松潤のこと。」
そう、ここから、この場所から、
俺たちは始まったんだ。