Sparkling!
第30章 dear【 N 】
相葉さんの言葉にどう返すのか、と、
他のメンバーの視線が俺に集まる。
雅「やっぱ、いくら、サプライズ、とはいえこのサイズは迷惑だよね?」
少し、寂しそうに呟く相葉さん。
…この空気。
俺が迷惑だ的なこと言ったら批判の的じゃん?
雅「じゃ、みんなで分けて持って帰ろっか?」
え?いいの?
って顔でみんなが相葉さんを見てる。
「あ…あの相葉さん?」
すでに、相葉さんの側で切り分けられたケーキを持って帰ろうとスタンバイしてるりーだーと相葉さんが同時に振り向く。
「せ、せっかくだから…頂こう…かな?」
雅「ホント!?」
途端に、あのキラキラな笑顔になる相葉さん。
「だって、俺のために用意してくれたんでしょ?このケーキも、サプライズも。」
雅「うん♪」
潤「じゃ、ろうそく立てやるよ。」
智「おいら、歌ってやろっか?」
「いや…そこまでは…」
そう言いかけた時、撫で肩執事(笑)にヘッドロックを食らわされる。
翔「にの、人の好意は素直に受けようね?」
「そ、そうですね?」
それにしても、あの貴族の小芝居、何だったんですかね?