Sparkling!
第31章 俺のアモーレ (M × A)
こんなところにいるとさらに好き放題言われそうなので、
取りあえず行動に移すことにした。
「じゃ、行こうか?『まさこ』?」
俯いて、スカートを握りしめている相葉さんに声をかけた。
翔「結局どうすんの?」
和「その辺適当に走ってラブホでしょ?」
智「やっぱ、ラブホ行くんだ?」
…俺、そんなさかってるように見えんの?
雅「あ…あの。ホントにこのカッコで…」
「言い出しっぺは自分でしょ?」
雅「で…でも…」
「往生際が悪いよ?」
しぶる相葉さんの手を思い切り引く。
すると、バランスを崩した相葉さんが、
俺に覆い被さるようにして倒れてきた。
「え…」
雅「あっ!?ゴ、ゴメン!!」
顔に落ちてくる長い髪を掻きあげながら、慌てて起き上がる相葉さん。
「いや…別にいい…けど。」
女装した相葉さんが俺に馬乗りになってる画もなかなか…(←やっぱり変態?)
「大丈夫?ケガしてない?」
慣れない女物の靴のせいでなかなか立ち上がれない相葉さんに手を差し出す。
雅「あ…りがと。」
心なしか、ほんのり頬を赤らめながら俺を見上げる相葉さんに、
少し、ときめいてしまった俺。