Sparkling!
第31章 俺のアモーレ (M × A)
雅紀side
潤「これから俺の運転でオシャレでおいしいところでメシ食おうよ?」
「やった♪」
嬉しそうに助手席に乗り込むと、
何だか松潤に見られてる感がして、恐る恐る運転席に顔を向けた。
潤「足…」
「足?」
潤「閉じなよ?今は一応女子なんだからさ?」
「す、すいません。」
ついクセで、足を広げて座ってしまっていた。
…てか、女装してるだけで中身は「相葉雅紀」なんだから、
別にいいとは思うんだけど…
でも、スゴい目で睨んでくるから無視するわけにもいかず、
目的地に着くまで、
ずーっと我慢していた。
潤「着いたよ?」
「あ、うん。」
シートベルトを外し、降りようとするも、
筋肉痛だ…
慣れない内股スタイルでずっと座っていたもんだから、痛くて立てない。
松潤は、そんな俺の様子を知ってか知らずか、
さっさと車から降りてしまった。
は、薄情者!!
…と、思いきや、
助手席のドアを開け、覗き込んできた。
潤「俺に捕まって。」
「え?あ…うん。」
言われた通り、松潤の体に両手を回してしがみつく。
顔を首もとに近づけると、
耳元から仄かに爽やか系の香りが漂った。