Sparkling!
第31章 俺のアモーレ (M × A)
潤side
突然の俺の提案に、
目を白黒させる相葉さん。
「あちこち歩き回るの大変でしょ?俺の家に来れば、メシ食べたあともそのままゆっくり出来るだろうし。」
雅「え?でも…松潤ちで?」
2人分ぐらいの料理なら、まあ、そこそこのものだったら出来るだろうし、
女子らしくしろ、って俺が言ったばっかりにこんなことになっちゃったワケだから、
このぐらいは、まあ、仕方ないか…
って、ぐらいの感覚だったけど、
ふとした時に髪を掻き上げる仕草とか、
そんな、気にするような長さじゃないのにスカートの裾を気にして直してみせるところとかが、
案外、女子っぽくてついつい目で追ってしまっていた。
『…相葉さん、押し倒されちゃったりして…』
ナゼか、にのの言葉が頭を過る。(↑しっかり聞こえていた。)
…いや、あるかも…
って、相葉さん、男だろ!?
しかも、メンバーだし!
いや…でも、やっぱり…
「………。」
ちら、と助手席を盗み見る。
無意識に半開きな唇でシートに凭れかかって、窓外を眺める相葉さんは、
俺が知ってる女子以上に女子だった。