Sparkling!
第31章 俺のアモーレ (M × A)
雅紀side
何だかんだで松潤の家に行くことになってしまった。
松潤のヤツ、まさか…こうなることを計算の上で?
計画マニアの翔ちゃん(←笑)ならあるかもしんないけど、
松潤はどうかなあ…。
とか、ぼんやり考えながら窓の外を見ていると、
隣の松潤から「着いたよ」との声がかかる。
車を駐車スペースに停めると、松潤は素早く車から降りて助手席の方へやって来た。
潤「立てる?」
「何とか…」
松潤は、
背中とシートの間に手を入れて上体を浮かせ、
膝裏に手を入れた。
「ち、ちょっ…何す…」
潤「あ…ごめん!足が痛くて立ちづらいかと思って…」
「た、立つぐらいだったら大丈夫だから。」
潤「そう?」
あちこちに手を付きながらゆっくり車から降りた。
でも、やっぱり、痛い…
車からおりた途端、顔をしかめた俺を見て走りよる松潤。
潤「エレベーターまでちょっと距離あるから、肩貸すよ?」
「あ、ありがと。」
再び縮まる距離。
ふと、目を伏せた松潤の長い睫毛が作る影に目を奪われる。
うわ…やべ…超カッコいい…。
しばらくその横顔に見惚れていると、突然振り向いた松潤と目が合った。
が、ものすごい早さでまた、顔を逸らされてしまった。