Sparkling!
第32章 Baby red
翔side
潤「ゆっくりしてていいよ?」
俺がやるから、と、松潤は俺に背を向け料理を始めた。
女装してっから、てっきり手伝え、って言われんのかと思ってたんだけど…
潤「おい、『しょうこ』、いくら後ろ姿もイカしてるから、ってあんま見んなよ!?穴が空くだろが?」
「は?しょ…」
い、いきなり、『しょうこ』呼び?
しかも、そんな男前なセリフ、
嵐の中じゃお前しか言えねぇわ。
潤「手伝いたいんなら、エプロンあるから。」
と、何故か、フリフリのエプロンが松潤の手の中に。
おい、何でそういうもんがお前の家にあるんだ?
「いい。『アタシ』、ヘタだから止めとく〜」
と、少し乗っかってみる。
潤「俺が教えてやっから。」
と、エプロンを俺に向けて放り投げた。
潤「女子が料理できなかったらハズいだろ?」
「う……(汗)」(←女装している以上、完全に否定できない。)
や、やるよ!!やりゃあいいんだろ!?
仕方なくエプロンを着け始めると、
松潤が後ろのヒモを結んでくれた。
潤「あーあ、『しょうこ』がホントの女子だったら裸エプロンさせるんだけどなあ…」(←何ですって!?)
お、男でよかった…(汗)。