Sparkling!
第33章 二等辺三角形 (M × N × O)
結局、JK相葉のチョイスで買ってきた下着は、
俺のリクエスト通り、面積広めの花柄。
今時花柄、ってどうなの?って思うけど、
これが一番布地の面積が広かった、って言うんだからまあ、信じることにして…
「で、ついでに買ってきた?」
雅「せっかくだし、にのちゃん、穿いてみる?」
「ワケないでしょ?アンタが穿きなさいよ。アンタが勝手に買ってきたんだから。」
雅「え〜?」
と、電話で話してたスケスケの下着を眺め回す。
智「ねえ、それ、見せて?」
興味津々で相葉さんからソイツを受けとるりーだー。
雅「穿いてみる?」
智「ううん。穿かない。」
翔「(ボソッ)なんだ…穿かないのか。」(←笑)
二人の会話に聞き耳を立てていた翔さんが呟く。
智「何かエグいね?」
顔をしかめるりーだー。
雅「下着の意味あんのかな?」
智「さあ?」
と、真面目な顔で語り合う天然二人組。
その異様さに思わず距離をとってしまう、俺。
智「んじゃ、頭に被ってみる?」
雅「変仮面みたいじゃん。」
と、ふざけて相葉さんの頭に被せてはしゃぎまくるりーだー。
…穿かないなら、何でそんなもん買ってくんのよ!?
と、呆れながらぼんやり眺めていると、
後ろにJが立っていた。