Sparkling!
第33章 二等辺三角形 (M × N × O)
智「きれい…宝石みたい。」
潤「ケーキ、食べる?」
智「うん♪」
皿を並べ、ケーキの箱の蓋を取ると、
チョコで出来たプレートにベタなメッセージがデコレートされたケーキが現れた。
そう言えば、Jのバースデーケーキを注文したの、って、
相葉さんだっけ?
そんなことにはお構い無く、
小さな子供みたいに、自分の食べたいところをチョイスしてケーキにナイフを入れさせるりーだー。
とうとう主役の目の前で、
メッセ入りのプレートにパクつくという暴挙にでた。
「ちょっと、それを食うのはさすがに無しでしょ?」
と、俺がたしなめたにも拘わらず、にですよ?
智「へぇ〜?にの、僕にそんなこと言えんの?あんなズルしといて?」
と、反撃に出た。
でも、俺だって負けちゃいない。
「ずるなんかじゃありませんよ?そもそも、あのルールを作ったのは俺じゃありません。翔さんです。」
潤「ああ、そう言えばそうだったね?翔さんとりーだーがじゃんけんして、りーだーが勝ったんだよね?」
すると、大好きな甘いものを口一杯に頬張ってるにも拘わらず、
りーだーはだんだん不機嫌になっていった。