Sparkling!
第33章 二等辺三角形 (M × N × O)
智「あれは翔ちゃんがズルいの!!普通、負けた人がアタリでしょ?」
「でも、今じゃ、そのルールがまかり通ってますからね?」
潤「ごめん。俺は単純に一番年上の方がいいかなあ、って思ったから…」
智「………」
…泣きそう。
潤「でも、今は、大野さんが嵐のリーダーで良かった、って思ってるよ?」
智「松潤?」
潤「だって、俺ら一時期ヤバい時あったじゃん?」
「ああ、そう言えばありましたね?」
潤「その時、大野さんがビシッと言ってくれたんだよ?」
腕組んで、思いっきり、はてなマークな顔する大野さん。
潤「今の俺らがあるのは大野さんがリーダーだからだよ?」
智「ごめん。何て言ってたんだっけ?」
「深イイことです。」
ね?と、Jに目配せすると、
さらにその上をいく、カッコいいウィンクで返された。
智「え〜?そんな男前なこと言ったんだあ♪」
途端に上機嫌になるりーだー。
…良かった。機嫌直してくれて
「大野さん、俺のイチゴ、食います?」
智「うん。食べる♪」
と、口の回りに美味しそうな生クリームを纏わりつかせた大野さん。
満面の笑みで、そのイチゴをJから食べさせてもらっていた。