テキストサイズ

Sparkling!

第34章 1 × 4



雅「翔ちゃん、俺、どうしたら…」



大きく膨らんだ胸を隠すように、膝を抱えて蹲る相葉くん。



「いや…どうしたら…って…あっ!ちょっと待ってて?電話が…」



泣きそうになってる相葉くんをそのままに慌てて電話に出ると、



電話の向こうから、珍しくテンパる松潤の声が聞こえてきた。



潤『ご、ごめん!翔さん遅くに?今、平気?』


「何?どうしたんだよ?そんな慌てて?」


潤『ちょっと、相談したいことがあって…今から来れない?』


「電話じゃダメなの?今、取り込んでて…。」


潤『出来れば来てほしいんだ。てか、見てもらいたいんだけど?』



気配を感じて振り向くと、後ろに蹲っていたはずの相葉くんがすぐ後ろにいて、



捨てられた子犬のような目で見上げながら、俺の上着の裾を握りしめていた。



潤『翔さん…?』


「…実は今、相葉くんから連絡もらって、相葉くんちに来てんだけど…?」


潤『相葉さん、何かあったの?』


「それが…」



言葉を濁す俺に、思い当たる節があるのか、



松潤は、相葉くんと話したい、と言い出した。



しばらく、二人で声を潜めて話していたのが、



相葉くんが急に大声を張り上げた。



雅「翔ちゃん!今から松潤とこ行こ?早く!!」



少し厚手のコートを羽織った相葉くんと連れだって、



二人で松潤の家へと向かった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ