Sparkling!
第35章 片想いは終わらない( A × S )
いいなあ…りーだー。
翔ちゃんの膝枕で、子供のようにスヤスヤと眠ることができるりーだーが羨ましい。
俺も堂々とあの膝枕で眠りたい。
恥じらう翔ちゃんを膝の上に乗っけてイチャイチャしたい。
みんなの見ている前で翔ちゃんのぷるぷるの唇にチューしたい。
「だーっ!!もうっ!!」
妄想が止まらないっ!
ドン引きするにのと松潤を横目で見ながら、
俺はがんがんとテーブルに頭を打ち付けた。
和「怖すぎる…。」
潤「…だな?」
ああっ!!もうっ!!
暴走する前に誰か俺を止めて!!
でも、そんな俺の異変に彼が気づいていたなんて、
俺は思いもしなかったんだ…。
そんなある日、俺と翔ちゃんとで雑誌の取材に来ていた。
翔ちゃんと二人っきりの仕事。
翔ちゃんと二人っきりの楽屋。
ちょうど真向かいに座っているから、心臓のバクバクが聞かれそうで気が気じゃない。
でも、当の本人は、
涼しい顔で新聞読んでんだもんなあ…。
…………。
時おり、新聞をテーブルに置き、唇に手を置いたまま考え込む姿に心拍数が跳ね上がる。
翔ちゃん、可愛い…。
その時だった。
翔ちゃんが突然顔を上げて俺を見た。