Sparkling!
第35章 片想いは終わらない( A × S )
翔「そう言えば、ライブの時に相葉くんが自然薯持ってきたことあったじゃん?」
「へ?あっ、ああ、あったね?」
翔「あれ、また、食べたい、って、智くんが言ってたよ?」
「あ、そう?じゃ、持ってこれるようだったらまた、持ってくるね?」
俺が笑うと翔ちゃんも笑ってくれた。
翔ちゃんはりーだーのために、なんて言ってるけど、
これは翔ちゃんのためだからね?
俺は、翔ちゃんの喜ぶ顔が見たいから、
翔ちゃんが望むことだったら何でもする。
する、けど…
りーだーのため、かあ…。
………。
安心したのか、翔ちゃんは再び新聞を読み始めた。
「ちくしょー!!しょーちゃん、好きじゃー!!」
和「あーあー、もー、しょうがないなあ?この酔っぱらいは。」
潤「相葉さん、こんな酒癖悪かったっけ?」
翔ちゃんへの恋心がだだ漏れているのを見るに見かねたにのと松潤に誘われてやって来た居酒屋で、
俺は乱れに乱れまくった。
和「もー、いくらなんでも飲みすぎでしょ?はい、水!」
潤「普通は駆け付け三杯でしょ?もう倍以上いってるし。」
「俺はまだ、酔ってなんかなーい!!」
にのが差し出した水の入ったグラスを払い除けた。