Sparkling!
第35章 片想いは終わらない( A × S )
翔「あ、おはよ、相葉くん?」
「あっ!?お、おはよ!」
ちょっと早めに家を出て前室に顔を出すと、もうすでに翔ちゃんがいて、新聞を広げていた。
翔「この間、にのと松潤とで飲みに行ったんだって?」
「あ、う、うん。」
ドラマすんだら俺も誘ってよ?と俺にキュートな笑顔を見せてくれた。
「………。」
この二人っきりの空間、
間がもたないっ!
思いきって、翔ちゃんに話しかけようとしたら、
にのが例のごとく、ゲームをしながら、俺と翔ちゃんの間に割って入ってきた。
和「どしたんすか?そんなコワイ顔して?」
翔ちゃんも何事か、と新聞をずらして俺を見た。
「べ、別に?何でも?」
和「ふーん…」
にのは、ゲームを一旦カバンにしまうと、
俺の側にやって来て小声で囁いた。
和「まさか、二人っきりなことを幸いに、翔さんにエロいことしようなんて考えてなかったでしょうね?」
「ば、ばかっ!!したくても出来る訳ないだろ!?」
和「えっ!?て、ことはするつもりだった?」
翔「何々、どうしたの?」
「どわっ!!」
いつの間にか翔ちゃんが俺らの後ろで聞き耳を立てていた。