Sparkling!
第36章 僕にかまって!!(N × A version.)
和「はー、もう、アンタといると疲れるわ…」
どっこらせ、と、
部屋に上がるやカズくんはコントローラーを手に取った。
ねぇねぇ、カズくん。
あぐらをかくカズくんの足に前足を乗っけてカズくんを見上げた。
和「だから、ゴハンにはまだ早い、ってんでしょうが!!」
んも〜違う、ってば!
和「も〜何なの!!」
カズくん、俺、あのいけすかねぇヤツ(ジュン)に負けたくないんだよ!
和「マサキ、アンタ、何怒ってんの?」
うなり声をあげる俺にビックリするカズくん。
和「…分かったよ。」
と、金属製のお皿にフードを入れた。
和「ほら、お座り。」
ぺたん、とお尻を床につけた。
和「じゃあ…」
ん?来るのか?「まて」。
和「…やっぱ、やめた。」
え!?な、何で?
練習するんじゃないの?
和「アンタにゃムリよ。」
コトリ、と目の前に置かれたフード。
ううっ……くっ、食いたい。
でも、心を鬼にして、
フードを目の前に腹這いになる。
和「いらないの?」
い、いるけど…
和「何?まて、やってるワケ?」
…………。
俺の目の前には、ヨダレの水溜まりが出来ていた。