Sparkling!
第36章 僕にかまって!!(N × A version.)
智「マサキ、お座り。」
ほい、きた。
俺は、大野さんが手に持ってる好物のビーフジャーキーを目当てにお座りをする。
智「待て!」
お安いご用だ。
さらには、姿勢を正し、大野さんの顔を見つめた。
智「まだだよ?マサキ?」
えっ(;゜∇゜)?長くない?
智「ジュンはもうちょっと長く出来るからマサキも挑戦しよ?」
そういうことなら、俺、ガンバる!
と、ヨダレの水溜まりを作りながらも何とか耐え抜き、大野さんの手からビーフジャーキーをゲットした。
智「マサキ、えらかったね?ヨシヨシ。」
さらには、大野さんから頭をなでなでしてもらう。
和「ね?言ったでしょ?コイツ、駄犬を卒業した、って?」
智「ホント!!スゴいね?」
俺が作ったヨダレの水溜まりを拭きながらカズくんが自慢する。
でも、イッコだけ、卒業できてないことが…。
潤「おい、マサキ、外、見てみろよ?」
と、ジュンが形のいいマズルで窓の外を指し示す。
見てみると、そこにいたのは…
うおっ!!い、愛しの彼女が…
ご主人さまの翔ちゃん(犬のクセに人間をちゃんづけ。)に連れられ家の横を通りすぎていくところだった。