Sparkling!
第37章 真夜中は青い花
潤side
智「相葉ちゃん、おはよー♪」
雅「おわっ!!ビックリしたあ♪」
じゃれあう二人を遠巻きにしながら、
俺は目一杯音量を絞ってテレビを見ていた。
和「何か、面白いのやってる?」
にのが俺の近くに椅子を寄せてきてコーヒーを一口啜った。
「別に?見たいのあったら変えたら?」
と、リモコンを手渡す。
和「…今日のお相手は相葉さんですかね?」
「何の話?」
にのは、急に落ち着きをなくした俺を見ながらニヤニヤしていた。
和「ふふふ。惚けちゃって。三日前は俺だったし。」
それまで、ふんぞり返るように座っていた椅子から体を起こし、にのを睨み付けた。
和「あ、俺を恨まないでくださいね?俺が誘った訳じゃないんだし。」
「…知ってるよ、そんなこと。」
和「その前は…確か、翔さん…だったかな?」
「もう、分かった、って言ってるだろ!」
突然、大声を張り上げ立ち上がった俺に、
みんなの視線が集まる。
「あ…」
ばつが悪くなって、
そのまま前室を飛び出した。
サイアクだ…
俺はそのままトイレに駆け込んだ。