Sparkling!
第37章 真夜中は青い花
智side
「もう、分かった、って言ってるだろ!」
突然、大声を張り上げ立ち上がったかと思ったら、
松潤は身の置き所がない、といった表情で前室を飛び出していった。
松潤……!?
すたすたと廊下をすすんでゆく松潤は、
トイレへと姿を消した。
ちょっと、待ってみようか。
トイレの前で、松潤が出てくるのを待った。
でも、いつまでたっても出てこなくて、
中を覗き込んだ。
辺りを見回すと、鏡の前で、ぼんやり立ち尽くしている松潤の姿を見つけた。
「松潤?」
松潤は、まず、鏡に映る僕に驚き、
振り返って二度驚いていた。
潤「何?」
「何、って…突然、出てったりするから、さ?」
潤「そう?てっきり、俺とヤりたくなって追いかけて来たのかと思った。」
と、鏡に映る僕に、自嘲気味に笑った。
潤「今日は相葉さんなの?」
「え?」
潤「相葉さんに抱かれんのか、って聞いてんだよ!?」
「そんなこと…関係な…」
瞬間、僕の体は松潤の腕の中にすっぽり収まっていた。
「ま、松潤!?」
潤「どうして…どうして俺じゃないんだよ!?」
「ごめん…」
潤「何で、にのなんだよ!?何で、翔さんなんだよ!?」
松潤は、僕の体を壁に押し付け、乱暴にキスしてきた。