Sparkling!
第37章 真夜中は青い花
潤side
智「じゅ…ん、も…イキそ…」
俺が激しく突き上げるたびに、
壊れそうな人形のように、智の首がかくかくと揺れた。
「…いいよ?イッても。」
智の細い腰を抱え直すと、
さらに奥目掛けて突き上げた。
智「あっ…あっ…あっ…ダメ…イク…イッちゃう。」
何度めかの激しい抽挿のあと、智は俺の腹の上に生暖かい白濁を迸らせ、
イッた。
崩れ落ちる体を抱き止め、しばらくうとうとしていると、
抱きしめていたはずの体はもうそこにはなくて、
目の前で、何事もなかったかのように既に服を纏っていた。
智「じゃあ、また明日。」
そして、何事もなかったかのように、
俺に背を向け、部屋を出ていった。
あの、夢のような夜からはや一ヶ月。
あの日の智はもうどこにもいなくて、
ただの、って言い方は変かもしれないけど、彼は、もう、『嵐のリーダー』に戻っていた。
翔「俺も…初めはそうだった。さっきまであんなに愛し合っていたのに、って?」
翔さんは、遠い目をした。