テキストサイズ

Sparkling!

第5章 温泉に行こう!! その1



二宮side


相「湯加減もいいし。多少狭いのは我慢して…。」


ちらと窓の外に目をやると、


寒空の下、程よく湯気が立ち上る湯槽に、


天然温泉がチョロチョロと小気味良い音を奏でながら湯槽を満たしていた。



相「ついでにだから、花も浮かべてみようよ?」


「花?」



よく見ると、湯槽の脇にピンクの花が山盛りに入った籠が。



それこそおかしいでしょ?



何が悲しくて、あなたとお花を浮かべた小さい風呂に入らないとならないんです?



相「いいじゃん、せっかくだし使お?」



「せっかく」の使い方間違ってると思いますが?



「俺より大野さんの方が喜ぶんじゃないですか?」

相「えー!?大野さんと入ったら俺、翔ちゃんに殺されちゃうよ?」




そうでしょうね?




「と、いう訳で、俺、大浴場の方に行きますので。」


相「ちぇっ。つまんないの。」



櫻「何、どうしたの2人とも?」



ギクッ!!し、翔さん。


も、もしかして今の話…。


相「ニノ、お風呂に誘ってたの。」


「翔さん、大浴場のほうはサウナもあるらしいですよ?」


櫻「お♪いーじゃん。行っちゃう!?」


「潤くんは?」



その名前を聞いただけで、顔が怖くなる翔さん。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ