Sparkling!
第38章 二宮くんと相葉さん。
ば、バレてる…。
青ざめている俺の側で、
幸せそうな相葉さんの笑顔が。
雅「なぁんだ、みんな知ってたんじゃん?」
と、頬擦りまで…
ウザい…。
でも…
「仕事終わるまで待っててよ?」
雅「わかったあ♪」
やっと解放される、俺。
目の前でにこにこ笑う相葉さんの頭には犬耳、お尻にはフッサフサの尻尾が勢いよくぶんぶんと左右に揺れるのが見えた。
雅「はい、かず、口開けて?」
あーん?と俺の口に無理矢理料理を突っ込もうとする相葉さん。
「いいって!?自分で食べられるから!!」
智「仲いいねぇ。お二人さん?」
ナゼか俺らと一緒にいる大野さん。
ちびちび飲んでいるにも関わらず、顔が真っ赤っか。
「大野さん、アナタ、そんなに飲んでました?」
智「ううん。二人に当てられて♪」
そんなイチャイチャしてないし!
雅「やっぱりぃ?」
オイ、コラ、乗っかんなや。
智「あっ!!もうこんな時間。」
大野さんは、これ見よがしにスマホを見て大声をあげた。
智「んじゃ、ごゆっくり〜♪」
雅「またね?りーだー。」
手をヒラヒラさせ、ふらふらした足取りで帰っていく大野智。
あっ!!しまった。
あの人に奢らせればよかった。(←笑)