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Sparkling!

第38章 二宮くんと相葉さん。



どれくらい眠っていたのかは分からないが、腕に、心地いい重みを感じて目を覚ますと、




かずが俺の腕を枕に気持ち良さそうに眠っていた。



シーツから覗くかずの寝顔は子どもみたいに無邪気で可愛くて、



ついつい見入ってしまった。



もっと、じっくり見たくて、



顔にかかった髪をそっと掻きあげる。



和「う……ん。」



と短く呻くと、シーツの中に潜り込んでしまった。


なので、俺も一緒にシーツの中に潜り込む。



すると、急にかずが目を開けた。



和「わああっ!!」


「び、びっくりした…」

和「それ、こっちのセリフだって!?何?何なの?」


「だって、よく寝てるから…」


和「だから、って、シーツの中に潜り込んでまで何やってんの?」


「かずの寝顔見てたの♪」


和「はあ?」


「ごちそうさまでした。」


和「ばっ!!バカじゃないの?」



真っ赤になりながら、シーツを頭から被るかず。



「かもしんない♪」


「かも、じゃなくてバカじゃない!!」


「じゃ、それでいい。」

和「も〜、それでいい、じゃなくて…」



かずの、色白で細い体を抱きしめる。



「それでいいんだって…。」



と、頭を傾げるかずをぎゅっと抱きしめた。


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