Sparkling!
第38章 二宮くんと相葉さん。
かずをベッドに寝かせ、
かずの真っ赤な顔をじっと見つめた。
和「う……ん。」
寝返りを打って、向こうに向いてしまったかず。
今、かずの気持ちも、
こんなんじゃなきゃいいけど…。
と、ぼーっとしていたら、
和「うぇっ…!ぎもぢ悪っ!!」
と、突然ベッドから飛び起き、トイレへと駆け込んだ。
慌ててその後を追いかけ、かずの背中をさすった。
「大丈夫?」
和「あっ…ありがと。」
笑顔を見せてくれたかずに安堵する俺。
「かず、あのさ…」
和「何?」
「その…ごめんね?」
和「?何が?」
「その…俺のせいで、せっかくいい夢見てたのに…」
和「えっ!?な、何で、知ってんの?」
「い、いや、だって、さっき…」
和「えっ?俺、何か言ってた?」
「せっかくクリアできた夢見てたのに、って?」
みる間にまた顔を赤くしてしまったかず。
抱きしめたいぐらい可愛い(←笑)
じゃ、なくて。
「ほんと、ごめん。」
俯く俺の顔に近づく、噎せ返るようなアルコールの香り。
驚いて顔をあげると、
俺の唇に、
かずの、柔らかくて可愛い唇が重なった。