Sparkling!
第38章 二宮くんと相葉さん。
和「あっ!!もー、動かないで、って言ってるのに!!」
「ごめぇん、かずぅ♪」
ゲームに夢中なかずの膝枕でスマホを弄る俺。
和「あっ!!…あ…あーあ。」
と、声のトーンで分かるほどにゲームがクリアできたかどうかが分かる。
…ダメだったかぁ…。
俺とかずの間には、あるルールが存在する。
てか、最近作った。
それは、かずがゲームをクリアできた時は、今晩、アッチのお許しが出る。
ダメな時はトーゼン…
せっかく今日は早く帰れそうなのに、かずを頂けないなんて…
その一方でこの人たちは…
智「おはよ翔くん。今日もカワイイね?」
翔「も、もー、智くん、てば、それ、今朝も聞いたから?」
真っ赤になりながら、大野さんの甘い囁きにデレまくる翔ちゃん。
智「だって、朝イチで見る翔くんと仕事場で見る翔くんの可愛さは別物だから♪」
すると、翔ちゃん、新聞で顔を隠しながら大野さんに何やら耳打ちする。
智「分かった。」
脱力しそうな笑顔を見せると、大野さんは前室を出ていった。
何だろう?
大野さんは嬉しそうだったし、
翔ちゃんは女子みたいに顔真っ赤だったし。
俺は、かずにトイレに行く、と言い置いてから大野さんの後を追いかけた。